【ばさまの簡単レシピ番外編】地元猟師のつくる~山菜のペペロンチーノ~

長い冬の終わりを告げる山菜、バッケ

東北地方にある遠野宮守は、多くの地域では残暑の残る9月頃から肌寒く、桜が咲くのは5月頃と寒い期間がとっても長い地域。暖かくなる春を待ち遠しく待っている3月、長い冬に終わりを告げる山菜が芽を出し始めます。その名も、「バッケ」。皆さまは「バッケ」が、何の山菜かわかりますか?食べるとほろ苦く、でもそれがおいしい山菜です。

正解は…「ふきのとう」です。この地域では、「ふきのとう」のことを「バッケ」と呼び親しんでいて、山菜の中でも早い時期に食べられることから、バッケが芽を出しているのを見ると、春が来たなぁと嬉しくなります。天ぷらにするとおいしいバッケですが、地元では「バッケ味噌」という、味噌と刻んだバッケ、醤油、酒、砂糖を混ぜて炒めたおかずも良く食べられています。

▲山菜を探すのが上手な猟師さんと収穫

今回は、そのほかにもおいしいバッケの食べ方を、料理上手な地元の猟師さんが教えてくれました。

 

ペペロンチーノのレシピ(3人前)

材料

・パスタ300g
・オリーブオイル 大2
・にんにく 2-3かけ
・バッケ 4-5個
・バッケ味噌 大さじ1

作り方

①バッケを荒く刻みます。
外側の皮は、硬い部分があれば取り除きます。


② パスタを茹でておきます。

③熱したフライパンにオリーブオイルとニンニクを入れ、香りを移します。
(にんにくは刻んでも、そのまま入れてもOK)
④大さじ1のバッケ味噌をフライパンに加えます。
バッケ味噌はお好みで。(加えなかった場合は、⑥の工程で塩を適量かけてください。)

④さらにパスタの茹で汁を大さじ1/2ほど加え、乳化させます。
(パスタとソースが絡みやすくなります)

⑤パスタを熱湯から上げる30秒くらい前に、はじめに刻んだバッケをパスタのお湯の中に入れます。

⑥パスタとバッケをザルに上げて水気を切り、フライパンにパスタとバッケを入れ、オリーブオイルとよく絡むようにあえます。
⑦完成!

食で味わう春はいかが?

苦味の強いバッケも、油を絡めたり、料理が温かいと、ほどよい苦味となってとっても食べやすくなります。桜など、目で見て春を感じるのも季節感があってとてもいいですが、たまには山菜を取り入れた食事で春を味わってみてはいかがでしょうか?

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