【ばさまの簡単レシピ】岩手遠野の郷土菓子 ひなまんじゅう&きりせんしょ
ばさまの簡単レシピ~ひなまんじゅう&きりせんしょ~
3月3日はひなまつり。皆さまはどう過ごされましたか?
遠野では「遠野町家のひなまつり」というイベントがあり、お店屋さんに飾ってあるおひなさまを見せていただく行事が毎年行われていて、今年もたくさんのお客さまがいらっしゃいました。
それだけでも十分わくわくするのですが、この地域ではひなまつりに欠かせないお菓子があります。
そう、タイトルにもある通り!
「ひなまんじゅう」です。産直では地域のおばあちゃんの個性あふれるひなまんじゅうがたくさん並ぶんです。
今回は、そんな季節感じる「ひなまんじゅう」と、お祝いごとやおやつの定番として地元で愛されている郷土菓子「きりせんしょ」のつくり方を取材してきましたので、二本立てでお届けします。
ひなまんじゅう
材料
うるち粉 600g・餅粉 600gを混ぜた粉 合計1.2kg
打ち粉 適量
あんこ 適量
食紅 適量(赤・緑・黄色)
お湯 適量(餅の柔らかさを決める)
熱湯 適量(餅を茹でる用)
棒状のもの(仕上げの形を整えるのに使用)
型っこ(仕上げに餅の形を付けるのに使用(あれば))
つくり方
①水を沸騰させ、粉とお湯を混ぜ合わせて練っていきます。
②充分に練り終わったら、それを煮るために10個程度の平たく伸ばした塊を作り煮る準備をしていきます。
③改めて、沸騰したお湯に投入し、全部入れた段階で均等に煮るために、一度だけかまし(ひっくり返し)ましょう。
④煮えてくると、素材がお湯の表面に浮き上がってくるのでそれまで待ちます。
⑤煮えたら、一旦水に冷やします。
⑥冷え切る前に取り、水を切り、また練っていきます。
この時に、ひなまんじゅうを作るときに必要な色付きの餅を作る作業が入ります。
色付き用の餅を適量とり、食紅と合わせて色付きの餅を形成していきます。
白いままの餅は艶が出て、気持ち透明になるまで練り込んでいきます。
※この時に手に適量の水をつけながらまとめていきます。直接水を餅に入れたいところですが、直接入れてしまうと食感がべちゃべちゃになってしまい、しなみ(コシ)がなくなってしまうので要注意!
⑦上記画像のように充分に練れたら最後に形成に移ります。
練った餅に色付きの餅を少量混ぜて、表面に色が出てくるように合わせていきます。
⑧次にその中にあんこを適量入れ包み込みましょう。
⑨最後は、箸のようなもので形成したり、木型(型っこ)に入れて形を形成して完成です。
きりせんしょ
材料
米粉 600g
餅粉 600g
上白糖 500g
ゴマ 20g
醤油 180g
水 1L
打ち粉 適量
蒸し器
クッキングシート
くるみ(お好みで)
型っこ(あれば)
つくり方
①水に醤油と砂糖を入れて熱にかけます。
②ぷつぷつと湧いてきたら、米粉と餅米粉を合わせたもの・ゴマを入れていきます。
※この時にだまを作らないように3回程度に分けながら入れるのがポイントです。
③その後、これでもかというくらいまで練っていきます。
④木型(型っこ)で型を抜いていきます。型がない場合は、小判型などに丸めましょう。
⑤形を形成したら15分ほど蒸しましょう。
⑥最後に、取り出したのを両面ひなたぼっこさせましょう。
※クッキングシートからペリッと簡単に剥がれるくらいまで待つのがベストです。
⑦両面乾かしたら、きりせんしょの完成です!
お好みで、くるみをまぶしてもおいしいです。