本製品は、晩秋~冬にとれたツキノワグマの背中、お腹の脂を精製したものです。
冬眠のためにたっぷりと蓄えた脂肪は、ドングリなどの木の実を食べているためか、常温では植物性油のようにサラサラとし、冷蔵して固めた場合は指をあてるだけでスッと溶けるほどです。
古来から猟師は、この「くまあぶら」をやけど、切り傷、日焼けの赤み、ニキビやできものなどに塗る傷薬、軟膏のように使ってきました。
地元のご婦人方は、お風呂上がりのお肌に薄く塗り込んだり、乾燥肌、ヒジやカカトのカサカサ、指や口元のひび割れなどにも使用しています。
常温でも保存可能ですが、冷蔵庫に入れると白く固まるのでこちらのほうが利用しやすいかと思います。熊脂は民芸品であるので、使用期限を設定することはできませんが、密閉した状態で冷蔵庫で保存した場合は、我が家では2年ほど前のものでも問題なく使用しています。
熊脂は精製して冷蔵保存しており、販売している熊脂は製造から半年以内のものです。
※密閉せず空気に触れると酸化します
容量:35g
製造・販売元 遠野食工房蔵